憂鬱だったゴミ捨て場の掃除当番

近年はプロが行う遺品整理やごみの戸別回収化も進んで来ていて、私の近所ではあまり粗大ごみの放置等のルール違反は見られなくなりました。

しかし時々思い出すのは、まだ共同の「ごみ捨て場」が存在した頃の掃除当番の事です。

あの頃は粗大ごみを出すのに特別料金のシールさえ必要なかったため、ルール違反だからと放置されて行っても、誰も引き取って行く人もおらずにごみ捨て場が荒れる一方でした。

そんな中順番で回って来る町内会のごみ捨て場の掃除当番はとても憂鬱でした。

残っている粗大ごみに「このごみはルール違反をしておりますので速やかにお持ち帰りください」と貼り紙などしますが、無駄なんですよね。

そんな紙を見て持ち帰るような方は最初からルール違反をしないでしょう。

だから掃除と言ってもロクな掃除にもならず、本当に違反をした人に怒りが沸く日々を過ごしました。

そして今の戸別回収の時代になっても勿論ルール違反者は存在するもので、少し街の中心部から離れた人のあまり来ないような空き地等に、やはりポイポイと粗大ごみを捨てて行く人がいるのですよね。

どうしてそんな事が簡単に出来るのか、神経を疑ってしまいます。

うちの母などは「自分の家の前でも捨てられるのかと問い詰めたい」と言っています。

車でドライブ等していてそうした放置粗大ごみを見る度に、憂鬱だった掃除当番を思い出します。